歌舞伎座5月公演に行って来ました。
29日の水曜日歌舞伎座柿落し5月公演の千秋楽に行って来ました。
お留守番をしていてくれるミトンとレオン午前中はたっぷりと不忍池を散歩です。

不忍池は皐月が盛りです。

と言うことは・・・
近所のツツジだと思っていたあの花は皐月だったのですね。
不忍池には鳥おじさん、鳥おばさんが幾人もいます。

野鳥や雀や鳩も手からパン屑を貰うほど慣れています。
紫陽花も咲き始めました。

蓮の具合はこんな感じ・・・

これから雨が降って、暖かくなって
ぐんぐんと葉を伸ばし不忍池を覆い尽くします。
ゆっくりとお散歩して、ミトンとレオンはお留守番
私は歌舞伎座に向かいます♪♪
大入り満員
当日券の「一幕見」に並ぶ人たちも、見たことが無いほど長蛇の列でした。


観劇するのは2部。出し物は、「伽羅先代萩」御殿・床下と「廓文章」吉田屋
一日3部構成になったせいか、先代萩はかなりはしょった感がありました。
先代萩は江戸時代に起こったお家騒動のひとつ「伊達騒動」を下敷きにしています。
我が子を嬲り殺されても、忠義を尽くす乳人正岡(藤十郎)、妖術も使えちゃう仁木弾正(幸四郎)の花道の引っ込みなどみどころはあるのですが、残念なのは飯炊きが無かったこと、空腹で命を落とした千松(福太郎くん)が哀れです。
通しで演じたら一日かかっちゃうような演目なのでしょうがないのかな
それでも、毎度、正岡の気丈さ千松の健気さに胸が熱くなってしまいます。
そしてお待ちかねの「廓文章」吉田屋
これを観るために来たようなもの、その為にオペラグラス持参です
仁左衛門と玉三郎、最高の組み合わせです。
仁左衛門演じる、どうしようもないぼんぼんだけれど、可愛くて憎めない伊左衛門、
じゃらじゃらと演じる楽しさ、観ていてウキウキします。
小首を傾げて襖を開けてのちょこちょこ走りの繰り返し、大好き♥
仁左衛門ワールド満載です。
玉三郎の夕霧、言うまでも無く美しく、
舞台に出てきただけで客席からため息が出るほど
オペラグラスで見てもふっくらとした綺麗な面差し
姿かたちにうっとりします。
仁左衛門のちゃらちゃらと浮き足立った嬉しさに比べて終始冷静に見える夕霧
もっと思いを込めた演技でも良かったのでは
これも玉三郎の浮世離れした妖艶な美しさからくるものなのかもしれません。
素晴らしかったのは幇間の豊作を演じる千之助くん
13歳だそうです。セリフも踊りも上手で将来がとても楽しみです。
観劇後 5Fの屋上庭園を散策



ギャラリーは終わっていたので次の機会を楽しみに♪
歌舞伎座のシンボル「鳳凰の紋」をかたどった瓦
中に1つだけ逆さ鳳凰があるそうです。
それを見つけたら幸せになれるとか・・・・

残念ながら私たちは見つけられませんでした。
こちらも次回のお楽しみです。
重いお芝居の後に、楽しい演目を持ってきてくれたおかげで、
うきうきと帰ることができました。
今月も行きますよ 楽しみだ~♪
| 観て 聴いて 読んで | 11:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑